子供の心を育てる方法・・・・自尊心の育て方

巷では、「自尊心」が大切!だの
「自尊心」が欠けているからそうなるのよ…

など、「自尊心」という言葉をよく耳にします。

そもそも自尊心とは?自尊心ってなに??

→他人からの評価ではなく、自分が自分をどう思うか・感じるかであると
言われています。

自分の人格を大切にする気持ちや、自分の思想や言動などに自信をもち、
他からの干渉を排除する態度とも言われています。

 

私は、
この自尊心が欠けた子どもが多い様に感じます。

 

自分は誰からも認られていない…

自分は誰からも大切にされていない…

 

そう感じている子どもの多いこと。

 

悲しいですね…

 

その背景には、
核家族で、共働きで、日々忙し過ぎて、
子どもの話をきく時間もなければ、
子どもと向き合ってじっくり話をする時間も無く、
心の余裕すらも失っているからではないでしょうか…

 

ですが、

子どもが成長するにつれ
様々な問題が明るみになってくる頃には
修正が難しくなってもきます。

 

そうならない為にも、

どうすれば、防ぐ事が出来るのか

どうすれば、心豊かな子どもに育つのかを

このブログでお伝えして行きたいと思います。

 

  

まず前提として…

自分を愛することを知っている子どもは、歪んだ道へは入りません。

人を傷つけることもしません。

 

なので子どもには、自分を愛することをまず教えます。

 

子どもに

「生きていることの喜び」や

「生きていることの素晴らしさ」

さらには

「自分を大切にすることの喜び」を教えます。

 

しかし、

問題は『どう教えるか』です。

 

「自分を大切にするんだよ〜」っと言って
すぐにどうこう出来ることでは無いです。

 

長い時間をかけて「じっくり」育むものです。
出来れば、生まれた時から…

 

って、

「うちの子もう小学生です!」

「もう思春期真っ只中です!!!」

「ほら、やっぱり手遅れなんじゃん!!」

と、お叱りを受けますね…

 

 

子どもが幼いうちは、常に

「あなたは素晴らしい子だ!!」
「あなたは毎日、どんどんよくなるね〜」と前向きの暗示をかけます。

 

そしてもう少し大きくなって「名前」が理解できる様になったら
「あなたの名前は素晴らしい!」
「あなたの名前はいい名前だ〜!」と名前を褒めます。

 

新聞や雑誌でも、子供と同じ名前を見つけたら
それを切り抜くなどして、アルバムなどに貼り付けます。
子どもは自分の名前を大切にすることにより「誇り」を学びます。

 

そしてその誇りがやがて自尊心となり、
子どもは自分の名前を守るために、自分自身を大切にします。

 

 

 と、

ここまではせいぜい幼稚園の年中程度に通用する方法です。

 

この年中程度(5才頃)って、いろんな意味で子どもの個性が出てきます。

 

・みんなを引っ張って行く様な活発なリーダータイプの子

・そのリーダータイプの子に自ら引っ付いていく子

・黙々と一人絵本を読む子

・グループでは遊ばず、1対1を好んで遊ぶ子

など…

 

それぞれに個性があって、社会性も少しずつ身についてきていて
いいなって思います。

 

ですが年齢が上がり、小学校・中学校と成長するにつれ、
この「自尊心」があるか無いかで
いろんな問題に直面した時の対応が変わってきます。

 

小学校に入りそれまでの「お遊び」から一転
「学ぶ」「教育」を受ける様になると、
それなりに個人差というものが現れてきます。

 

学力・体力・知力・共感力…
そして、何より「人間関係」という問題も

 

自尊心が備わっている子どもは、
自分を大切にするので、お友達も大切にします。

 

趣味や嗜好が違っている他人の集まりである
学校の集団生活であっても、ヒト(他人)を尊重する事が出来ます。

 

自尊心が備わっていない子は
自分を大切にする方法を、どこか履き違えているので
他人を傷つけることで自分を守ろうとします。
はたまた逆に、自虐に走る子もいます。

 

 

そんな子に共通するのが

『親(大人)に自分の話を聞いてもらえていない子』なんです。

 

今日あった学校での出来事を親に話しても最後まで聞かず

「だからあなたはそうなのよ!」

「それで?もっと端的に話して!」

「あなたの話はよくわからない」など…

 

ママが忙しいのはわかりますが、子どもの話に興味を持って
「それで?」
「へ〜!すご〜い!」って聞いてあげていますか?

 

 

小学校低学年のうちは、男女差はあるかもしれませんが
学校での話もしてくれます。
(時に話の結末がよく分からない時もありますが…)

 

ですが、高学年にもなると
「どうせウチの親は、私の話なんか聞かないし」
「ふたこと目には勉強は?テストは?って点数しか聞かないし」と
親や大人との会話を拒否する様になります。

 

「最近、ウチの子学校でどうなの?」って気になっているなら
聞いてあげて下さい。
それも、話を途中でへし折らずに…

 

ママだって、
ママのお友達の話は真剣に聞くでしょ?
好きな人の話は興味を持って聞きませんか?

人間関係は親子も一緒です。

 

相手を認めるから、相手もあなたを認める。

 

相手の話を聞くから、相手もあなたの話を聞く。

 

幼少期に出来なかった自尊心の形成を
今からでもやり直してみて下さい。

 

まずは、お子さんの

・話をきく。

・呼ぶ時話すときは、〇〇ちゃん(くん)と必ず名前・呼称もつける

・あんた、おまえは絶対に使わない

・ママやパパの感情はぶつけない。

・「〇〇ちゃんはどう思ったの?」とどう思ったかまで話を聞く。

 

これらをしっかりすることで


☆ママ・パパは私の話を聞いてくれる

☆私には話を聞いてくれる人がいる


と、すぐには思えないかもしれませんが、
長期的な目で見れば、子どもは思う様になります。

 

 

人は「聞いてくれる人がいる」と思える様になると
その聞いてくれる人の為にも「自分を大切にしよう」
「その人をガッカリさせる様なことはしないでおこう」と
悲しませる様なこと、落胆する様な事は決してしなくなります。

 

子どもの世界は、
今や親である私たちが想像する以上に残酷で過酷です。

 

「昨日までの味方が今日は敵」って
ドラマの様な世界が本当にあります。

 

 

みんなそれぞれに忙しくしています。
子どもも、お稽古や塾など、なんだかんだと
家で “ゆっくり〜” “まったり〜”
なんてする時間が本当に少なくも感じます。

 

ここらで、
私たち親も含めゲームやテレビを一旦お休みして
今日あった話をしてみてはいかがでしょうか?

 

そして、話をしてくれたら

「今日はお話ししてくれてありがとう♡」と一言。

「またお話を聞かせてね!」って言ってあげて下さいネ^^

 

子どもの心が育つ様、祈っています。

 


最後まで読んでくださり、ありがとうございます