子どもの心を育てる…

あなたのお子さんは、心優しい子どもですか?
それとも…

私には、小学5年生の子どもが1人います。

私の子ども自慢を少々しますと…
この子の持って生まれた性格なのか
小さい頃から、本当に心優しい子なんです。

娘は保育園に1歳半から通い出しました。
まだ社会性も身についていないハズなのに
おもちゃは譲るし(←独り占めできない)
年下の子のお世話は勿論(←世話焼き好き)
困っているお友達がいたら、手を差し伸べる…

親である私がビックリするくらい優しいです。

この優しさが、いつか仇になるかもと
気にかけていたら、
やはり事件は起こりました。


娘が年中組に上がる頃、引越しをしました。

娘がそれまで通っていた保育園から
新居から徒歩で行ける幼稚園に通う様になりました。

その幼稚園から一緒のお友達が
小学校でも一緒なんですが…

そのお友達が、まぁ『自己中』な子なんです。


幼稚園時代よりも自己中度は増しています。


その子と娘はクラスも一緒。
今もそれなりに仲良くしています。


ある時娘が「もう〇〇ちゃんとは遊びたくない」
「〇〇ちゃんがいるから学校に行きたくない」と言いだしました。

娘は相当悩んでいた様で、
悩んでいる様子に、私も薄々気づいていました。


娘に「何かあったら、いつでもお話聞くからね」と、
伝えていました。

ですが、
しばらく経っても何も言わない、話さないので
大丈夫なのかな?と思っていたら…

ある時、我慢の限界に達したのか
今までの鬱憤を私にブチまけてきました。

私が娘の話をじっくり聞いたことで、
娘は幾分スッキリしたご様子。


その後も学校に元気に通っていますが
娘の言った一言がとても印象的でしたので、
シェアしたいと思います。

「私が、Aちゃんに『Aちゃん大嫌い!!』って言ったら、
きっとAちゃんは傷つくと思うの…
それでAちゃんが学校に来なくなったら、
私はAちゃんに申し訳ないって思うから、
私が我慢をすれば、丸く収まるから取り敢えずは我慢するの」

と…

この当時、娘は小学2年生でした。


私だったらこんな発想にはならないです。
本当にビックリしました。


ですが、
私個人的には、
『自分を押し殺してまでお友達でいる必要は無い』
と思っているので、


娘には
「自分を大切にしてね」
「いつでもお話は聞くからね」

「相手のママに言ってっていう時は、ママはいつでも言うからね」
「学校の先生に伝えた方が良ければ、先生にお話するからね」

とだけ伝えました。


その後も、何度か家で泣くことがあり
娘と相談した末、学校担任に話し
クラス替えの際には、離してもらう様にお願いしました。

 

それから2年の月日が流れ、また同じクラスになり
娘に「最近はどう?」と聞くと

『Aちゃんは変わらないよ。相変わらずだね。』
『でもね、イラッとしたら私がその場からスッと離れるようにしてる』と…

 

娘なりに、色々経験をして
自分を守る方法を見つけ出したみたいです。

 

 

私はこれまで、
子どもはみんな「優しい」と思っていました。


でも、実際には違う子もいて、
本当に性悪的な子もいるんだと…


そして性悪的な子は、
年齢関係なく、子どもでもいるんだと…

悲しいけど、これが現実なんですね(涙)

 

子どもの心を育てることも
私は親の役目だと思うんです。

 

家庭環境がどうであれ…

 

私もシングルマザーで、娘を育てています。

正直、大変な時もありました。

 

でも、娘を出産した時、
「この子にとって味方は私しか居ないんだ。」
「もしかしたら、片親って事がこの子にとって不利になるかもしれない」
「ひとり親を言い訳にしたらダメだ」

などなど、いくつか私は心に決めて子育てをしてきました。

 

現在も進行形です。

 

もしかしたら、これからの方が
もっと大変になるかもしれません。

 

親の影響もあれば、
お友達の影響もあるかもしれません。
今の時代だと、バーチャルの影響もあるかも。。。

 

結局は、どの環境下にいても、
どれだけ相手のことや、
家族のことを想って暮らせているかが、
重要なポイントだなと私は思うんです。



優しい心を育てる方法は、
毎日の日常の中に沢山あると思っています。

モラル的な事も含め、
普段から他人に優しくする習慣を、
子どもに押し付けるのではなく
親である私たちが率先してする。

そして、そういう姿を子どもに見せる。

「ありがとう〜!」という言葉を
一日の中で何回言えたか、言ってもらえたかが、
子どもの心を育て、延いては人間力を高める一番の方法なのではと思います。

 


心の優しい子が沢山増えることを願っています。

 



今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございます